3話 ページ5
今、私は千景の部屋の前にいる
A)千景。入ってもよろしいですか。
ああ、とただそれだけの返事。
A)入りますね。
私は部屋に入った。そこでは千景が何か本を読んでいる。
千景)なんだ。
A)薩摩藩からの命令で池田屋に密偵として行けとの事です。
天霧から伝えておくようにと。
千景は一瞬だるそうな顔をして
千景)お前は来るのか。
A)まだ考え中にございます。
千景はそうかといった。
千景)ならば来い。
え?いまなんと。
私が混乱していたら
千景)聞こえなかったのか。
A)い、いえ。私がいってもよろしいのですか。
千景)俺はお前が行かんと言ったら行かん。
A)分かりました。でもどうして。
千景)理由など、無い。
千景が来てって言うなんて
まあでも千景の命令なら行くしかないか。
千景)明日でるぞ。準備しておけ。
A)わかりました。ではおやすみなさい。
返事はなかった。
ああ、そういうことか。仕事を押し付けるのね。
ちょっとでも期待した私が阿呆だったわ。
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千景side
俺がお前に来いって言う理由なんて
ひとつしかねえよ
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作者名:yuinyaaa42 | 作成日時:2023年12月18日 18時